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「安岡定子講演会〜心を繋ぐ論語の教え」に参加。
孔子とその弟子たちの対話をまとめた論語は10巻20篇。
歴代総理の指南役と言われた、思想家漢学者易学者の安岡正篤さんのお孫さん定子さんの話はわかりやすく聞きやすく美しい。





2500年前の漢文である論語には、今必要と言うよりも人として大切な当たり前の教えがある。
定子さんは大企業の方々など、大人に論語を伝えるだけでなく、子どもたちに寺子屋方式で論語を教えている。
テキストを見ることなく、定子さんの読みについて「素読」する事は、注意力や集中力、記憶力をフル活動させる。
そして、小さな頃に馴染んでいる子ほどハードルが低い。それは、それから先の人生に色んな形で生きてくると思う。
今の人間は新しいものを産み出していないと定子さん。カタカナや難しい言葉で説明される事も、元を辿れば2500年前の論語の教えで、書かれている。
講演会会場で、我々も共に素読を経験したが、声に出してみるとそのリズムは心地よく、美しい調べであった。
遠き昔、これを日本語に訳してくれた先人たちのセンスの良さに脱帽である。
意味は良くわからずとも自然と口ずさめる事の素晴らしさは、「理解、学習」等の範疇を越えた、今の教育に足りていない別の大切な能力の様な気がした。
右や左の話ではない。これからの子どもたちに本当に必要な事はなんだろう。
小1と年中の孫の顔が浮かんだ。
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