三原あさとOFFICIAL SITE

info

お知らせ

お盆の縁

今年のお盆も、初盆参りと夏祭りであっという間に過ぎていきました。


初盆参りではお世話になった故人のご家族から思わぬ一面をお話ししていただいたり、私の親族との数奇なご縁の話など、知らなかったことを教えていただくことが多くあります。代々のご先祖のお写真が飾られているお家では100年以上昔の地域の歴史などをお伺いすることもあり、勉強させていただけるのもこのお盆の時期だからこそ。


命の連綿とした繋がりと先人の様々なご苦労があって、この街は今こうして存在している。そう言うことを改めて肌で感じることができるのも、お盆という日本で受け継がれてきた慣習の素晴らしさだと思いました。


各地で行われる夏祭りや盆踊りも、地域の特性がそれぞれにあってとても面白いのです。たとえ以前より子どもも世帯も少なくなった地域でも、やぐら組みから片づけまで少ない人数で一生懸命ご準備され、地域のために汗を流す方々に支えられて今も続いているのです。本当にお疲れ様でした。お陰様で、だいぶ盆踊りにも自信が付きました(笑)。子どもたちもこの日は、夜遅くまで外出が許される日。盆踊りは、ちょっとした大人の世界を垣間見る経験だったのを思い出しました。子どもの頃、地域のおじいちゃんにそういえば可愛がってもらったなあ、と懐かしく振り返りつつ、古き良き地域の行事は受け継いでいかねばならない、とも改めて感じました。日本人の真心に触れることができた数日間でした。


15日の日暮れ前に、亡き祖父母・そして母の眠る遠賀霊園になんとかたどり着きました。毎日、家の仏壇に手を合わせているとはいえ、やはりお墓参りの道中は、心が浄化されていく気がします。


そういえば、この数日間で何人の方から祖父の名前を聞いたことか。世襲が疎まれてしまっている政治の世界で未だに祖父の話を多々耳にするのは、本当に国士だったんだなあと誇らしく、また嬉しく思います。


岸田総理が、次期、総裁選に出馬しないことを明言されました。果たして、祖父が存命ならば、いかに立ち振る舞っただろうか。ふと頭をよぎりました。


不撓不屈。不易流行。


いかなることがあろうとも、真っすぐに生きていこうと、気持ちを新たにしたお盆最終日。


そういえば、遠賀霊園にお参りしていた時も激励のお声をかけていただきました。これも先祖がつないでくれたご縁。


今日からまた頑張ります。ありがとうございました。合掌。